(2)コンビの将来に不安「レオナルドやゆーとぴあみたいなコントはもう受けない」
結成して4カ月後、修業中の2人には、もってこいの仕事が舞い込んだ。
服部「ストリップ小屋の渋谷道頓堀劇場の閉館が決まって、閉めるまでの数カ月間、ヌードショーの代わりにお笑いライブをやることになったんです。その責任者がホープ師匠で、僕たちにも声がかかりました。ホープ軍団の一員としてコントをやらせてもらい、先輩方と一緒だったんで勉強になりましたね」
青木「当時やってたネタで覚えてるのは、ブッチー武者さんが麻原彰晃に扮したネタです。ホープ師匠が上祐史浩。ブッチーさんが麻原にそっくりなので、よく受けました。僕らも幹部信者と弁護士役で出てます。今だったら、絶対できないネタですよね」
1995年は、3月にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件で騒然とした年だ。ブッチー武者が麻原のそっくりさんとして話題になったのを覚えている。
青木「舞台の様子が写真週刊誌に掲載されたこともあって、連日開演前から行列ができて、道玄坂から百軒店まで続いたほどです」