(1)“異色の色物芸人”コント青年団が明かす紆余曲折、最初のコンビ名は「シリアルパパ」
寄席の色物芸人としては、異色の経歴を持つコント青年団。青木イサム(57)と服部健治(53)のコンビは、正統派のコント・レオナルドとゆーとぴあの流れをくむ。そんな彼らに、結成から現在に至るまでの紆余曲折を語ってもらった。まずは、演芸界の近況から。
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青木(写真左)「おかげさまで寄席にお客さまが戻ってきました。連休中はどこの寄席もよく入ってましたね。寄席以外の仕事も、コロナ禍の間はなかったのですが、地方の営業など、ぼちぼちと入ってきてます」
コンビ結成は1995年1月だが、2人はどのようにして出会ったのか。
服部(同右)「僕は漫才の青空球児・好児の弟子で、カバン持ちをしながら、渋谷道頓堀劇場(以下、道劇)というストリップ小屋で、コント芸人として修業してました。何度かコンビを組みましたが、どの相方ともうまくいかず、新しい相方を探してたところ、先輩芸人のブッチー武者さんに、『俺の弟弟子なんだけど、会ってみないか』と言われたんです」