(2)コンビの将来に不安「レオナルドやゆーとぴあみたいなコントはもう受けない」
青木と服部は、1995年にシリアルパパというコンビを組んだ。当初はどんなネタをやっていたのか。
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服部(写真右)「銀行員の僕が、中小企業の社長の相方のところへ借金の取り立てに行くというネタです。それで、相方がボケまくる」
青木(同左)「銀行員が最近マンションを購入したという話を聞いた僕が、『そのマンションを担保に、あと2000万融資してもらえませんか』と頼んだりする」
面白そうな設定だが。受けはどうだったのか。
服部「コントライブでは、まるで受けませんでした(笑)。当時はまだ20代で似合わないネタだったんでしょうか。特に、若い観客はクスリともしませんでした」
往年のコント・レオナルドの熊と石倉三郎がやりそうなコントだが。
青木「熊さんは僕の大師匠で、師匠のゆーとぴあよりレオナルドに似ていると、当時よく言われました。それは、ホープ師匠からしょっちゅう熊師匠の逸話を聞いていたので、無意識のうちにDNAを受け継いでいたのかも知れません」