(2)コンビの将来に不安「レオナルドやゆーとぴあみたいなコントはもう受けない」
ただ、それも一時のことだった。
服部「公演が終わって劇場が閉館になると、コントをやる場所がなくなりました。それで、ホープ師匠が所属していた事務所、サワズカムパニーに入れてもらったわけです」
青木「当時、『ボキャブラ天国』というお笑い芸人が大勢出てたバラエティー番組に、サワズ所属のブーマーさんも出ていて人気がありました。それで地方営業なんかは、抱き合わせで、おこぼれの仕事をもらってた」
服部「ただ、我々のコントは若い客に受けない。言い訳ですが、2人ともストリップ劇場で修業した芸人特有のにおいがあったので、受け入れられなかったのかと。特にテレビは、スタジオに見に来るのは若者ばかりですし、しかも『3分でまとめて下さい』と言われる。ストリップ劇場では、踊り子さんの出番までつなぐのが芸人の役目ですから、長くはできるけど短くできない」
ストリップ劇場出身のコント芸人の宿命なのか。
青木「レオナルドやゆーとぴあみたいなコントは、もう受けない時代なのかと思いました。でも、僕らはそういうコントしかできません。コンビの将来に不安を感じたのは確かです」