桜井ユキがドラマやCMで存在感 目力が武器の遅咲きの主演級女優
その後、再上京して女優活動をスタート。2019年、地下アイドルの沼にハマるOLを演じた「だから私は推しました」(NHK)で32歳にして連ドラ初主演(地下アイドル役を演じていたのは白石聖)。さらに、映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」、ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ系)などで活躍。22年秋のドラマ「ボーイフレンド降臨!」(テレビ朝日系)ではヒロインを演じ、桜井と並んで「ドS」な役が似合う田中みな実と共演した。
22年1月に俳優の黒羽麻璃央(広瀬すずが主演したドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」に出演)と結婚。今春はドラマ「ホスト相続しちゃいました」(カンテレ・フジテレビ系)で主演している。
彼女の持ち味は、目力の強さだ。しかし、その武器をいつも同じ切り口で使うのではなく、「ジャパニーズジン 翠」のCMでは目力を笑いに変え、団地に住むシングルマザーを演じたドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)では目力が登場人物の怪しさをかもし出していた。
ふんわりした主演級女優が多い中で、桜井ユキは貴重な存在になっている。よく「癒やし系女優」という言い方をするが、世間には、激辛料理でストレス発散するように、彼女の強い目力に癒やされている人も少なくないはずだ。