“奇跡のアラフィフ”石田ゆり子 NHK朝ドラ初出演で“ひかりの姉”のイメージを完全払拭
ゆり子は1987年のデビュー以来、数多くの役柄をこなしてきたが、“奇跡のアラフィフ”として再ブレークのきっかけとなったのが、2016年のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)。奇麗で仕事もできる主人公の伯母役を演じ、人気に火が付くと、飼っている犬や猫とのほのぼのとした日常をつづったインスタグラムも話題に。同インスタグラムは、現在も310万人以上のフォロワーを誇る。18年には、フォトエッセー集「Lily-日々のカケラ-」(文芸春秋)が20万部の大ヒットとなり、再ブレーク後は、映画、ドラマ、CMと仕事が途切れない。
妹のひかりも現在もドラマには出演しているものの、若い視聴者にとっては、もはや“石田ゆり子の妹”という認識のようで、その勢いはすっかり逆転している。
■現在も独身
Web「タレントパワーランキング」(アーキテクト)ほかで、芸能人の取材や人気分析を手掛ける女優評論家の高倉文紀氏は「女性人気が高いところが強み」としてこう話す。
「まさに年齢を重ねても、奇麗で可愛らしいところに女性は憧れるのだと思います。独身で浮いた話もありませんから、透明感がありつつ、ミステリアスなところもポイント。主人公とは“斜め上”の関係である、キレイで仕事ができるオトナなキャリア女性やおば役などが似合っていましたが、今度はお母さん役ということで、新しい魅力が出てきそうです」
私生活が見えない方が見る側に余計な先入観を与えずに女優としての魅力は増すというもの。石田の本格化はこれからだ。