不二家の業績下方修正でSnow Manの“商品価値”に打撃か…ファンはXmasケーキ爆買い恩返しも
2020年からイメージキャラクターを務める9人組アイドルグループ「Snow Man」を全面に押し出すキャンペーンも、業績をけん引するほどではなかったのか――。
1月26日、製菓・洋菓子大手「不二家」は2月13日の本決算発表前に、2023年12月期決算の業績予想を下方修正した。不二家の前期は売上高1060億円、営業利益22億円、最終利益14億円で着地する見通しだという。前々期(22年12月期)が売上高1006億円、営業利益43.3億円、最終利益31.7億円だったことから、前々期比でおよそ5%の増収だが、大幅な減益となる。
「不二家は洋菓子と製菓の2つのセグメントで構成されています。売り上げの6割超を占める製菓において、中国の景気減速と中国政府による日本製品の輸入制限による販売不振、昨今の原材料の高騰、製品の値上げが業績に大きく響いています。23年12月期の下方修正はこれで3度目です」(証券アナリスト)
不二家と言えば、故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題で、旧ジャニーズ(SMILE-UP.)のグループやタレントとの広告契約の見直しを行う企業が相次ぐ中、Snow Manとの契約続行を宣言。そのため、“スノ担”と言われるファンからは、《ファンの気持ちを一番わかってくれている不二家さん》《一生買い続けます》といった、熱烈な〝不二家推し〟の声が相次いでいた。