TBS「サンモニ」絶好調!それでも関口宏を降板させる? 報道ワイド視聴率で首位快走
■“心地よいマンネリ”はどうなる?
司会の関口宏にしてみれば、この好調はしてやったりだろう。去年秋に司会を降板することが発表されたときは、「80歳の“老害”だから」というような言われ方をしたけれど、その後に視聴率が上向いているということは、「関口のままでいいんじゃないの」という声でもある。
ネットなどでは「人の名前を間違える、忘れる」「司会者のくせに『私もよく知らないんですが』と平気で口にする」「しゃべり方がのろい」と揚げ足取りをされるが、「実はあれ、関口さんは半ばわざとやっているらしいんです」とTBS関係者は笑う。
「誰だって年を取れば、名前が出てこなかったり、記憶違いなんて当たり前ですよね。サンモニの視聴者はそういう中高年世代が多いので、親近感を演出するために忘れたふりをしたり、庶民の目線で『よくわからないんですけど……』とわざわざボケを入れたりしているようです。普段は滑舌はいいし、判断も早い。まあ、あれは一種の関口芸なんでしょう」
では、若い世代はサンモニを見ないのかというと、そうでもないらしい。中山秀征が司会の裏番組「シューイチ」(日本テレビ系)は20~30代女性をターゲットにしているが、個人視聴率(若年層の視聴が反映されるといわれる)でも、サンモニにはるかに及ばない。「シューイチ」よりこっちという若い人も結構多いということである。