山田涼介は低空飛行、生田絵梨花も初回4.2%…教師ものドラマがウケなくなった「厳しい現実」
「同じ高校教師と言っても、生田さんのドラマは悩める等身大の教師を描いていて、《思ったよりリアルに描かれていて安心した》などと評価する視聴者もいます。山田さんの方は荒唐無稽なコメディーなので、比べること自体がナンセンスですが、夏ドラマの“教師もの”はどうもパッとしませんね」(元テレビ誌編集長)
ひと頃は学園もの、教師ものといえば、連ドラの定番中の定番だったはずなのに、なぜなのか?
「結局、リアルな教育現場がドラマを超えているということでしょう。今や、学校の事実は“小説より奇なり”。たとえばモンスターペアレントをリアルに描こうと思っても、実際にはドラマ以上に理解不能な保護者もいたりする。ドラマにしたら暗くなりすぎてしまう厳しい現実もあって、とても放送できない。リアルに寄りすぎたら一般視聴者はついてこれないかも。かと言って、エンタメに偏りすぎると、現場で苦しんでいる教師から《そりゃないよ》と批判コメントが殺到しそうです。悲観的にも楽観的にも描きづらいというのが、今の教育現場なんじゃないですか」(教育ジャーナリスト)