NHK局アナ新人時代は「一輪の大木」「ガリバー武内」と呼ばれた

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「おはよう日本」「スタジオパークからこんにちは」などNHKで33年間活躍した現フリーアナ武内陶子さん(59)の仕事を振り返る連載。地元松山からのスタートは失敗続きだった。

 1991年に入局した社員がNHKの各地方局に配属されますが、大阪や福岡など大きな局と違い、当時は松山放送局に新人アナウンサーが配属されたのは約30年ぶりでした。地元の新聞に載ったくらい久しぶりのことだったんです。

 背が高いので局内では「一輪の大木」とあだ名をつけられて。先輩たちはかわいがってくれるためにつけてくれたのですが、そのあだ名も私が失敗すると変わっていくんです。

 生放送での言い間違えは数知れず。「間もなく9時になります」と言った時は8時半だったり。間違いに気づいて「あ!」と焦った私の顔で番組が終わったり。地元の方たちには「あんた見よったらこっちも緊張するわいね~」とよく声をかけられました。「陶子さんがまたやりよったわ」とおばあさんたちの噂になるほど。もちろんおばあさんたちにもかわいがっていただきましたよ。

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