時東ぁみさん 「“防災フレンズ”の方の体験を伝えることが私の役割だと思ってます」
もともとボランティアなど、人のために何かをすることが好きだったんですが、「防災士」の資格は、つんく♂さんにすすめられて2007年に取得しました。
分厚いテキストで勉強して、2日間講習を受け、ペーパーテストもあるんですよ。私は、資格マニアでもあるので、手話検定や食品衛生責任者など、いろいろな資格を取ってきたんですが、2011年に東日本大震災が起こってからは、防災イベントや講演会に呼ばれることも増え、「防災士」としてのお仕事がとても多くなりましたね。
「時東ぁみの危機耳ラジオ~その時のために」(ABSラジオ他)は10年、「時東ぁみの防災士RADIO」(渋谷クロスFM)は7年くらいになります。被災者の方やボランティアを経験された方を“防災フレンズ”として、ゲストにお招きし、お話を聞いています。印象的だった方は、阪神・淡路大震災を経験された方ですね。その方は身近な人を亡くされていて、最初はつらかったんだけど、「話すほど、心が軽くなりました」と言ってくださいました。
私もボランティアの経験はありますが、直接の大きな被災経験はないんです。リアルなお話を聞くのはつらい面もあるんですが、そうした体験や教訓をお聞きして、伝えていくことが大切だと思ってます。今では、そうした防災フレンズの方がどんどん増えてきて、情報交換しています。