ベストセラー作家・雨穴は初会見でも“白い仮面”着用、会場にあふれた「脱水症状にならず良かった」の安堵感
「暑そうな着ぐるみを着ているのに水を一切飲まないので心配しました。仮面の口部分が小さくて飲めなかったのかな…。脱水症状にならなくて良かった」
16日、日本のホラー作家でYouTuberの雨穴が東京・日本外国特派員協会で『変な絵』の会見を開いた後、会場内では冒頭のような安堵の声も聞かれた。雨穴がマスコミの前に登場するのは今回が初めて。白い仮面に全身タイツのようないでたちで登場した雨穴は、自身の略歴を英語でスピーチ。「私の本を買ってくれる人の多くは、若い読者」「よく図を使っているので漫画に少し近くなるため、若者は読みやすいと感じるのかもしれません」と自著のヒットの理由について分析してみせた。
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雨穴はチャンネル登録者が170万人を超え、総再生回数が1億9000万回を突破した人気YouTuberでもある。その一方で21年に出版したデビュー小説『変な家』(飛鳥新社)は、24年に映画化されると興行収入50.5億円の大ヒットを記録。22年に発売された2作目の『変な絵』(双葉社)はコミック、文庫化され、シリーズ累計120万部となっている。さらに今月はアメリカ、イギリス、ドイツなどで翻訳版が出版され、雨穴の小説は世界30の国と地域で読まれることになる。