出演者は“35歳以上限定”“全員男性”など中高年からLGBTQ+まで…多様化する「恋愛リアリティショー」
「地上波で恋愛リアリティー番組が人気だったのは、熱狂的なファンと同時に、受動的に見ていた視聴者が多かったからだと思います。配信番組の中では、恋愛というスパイスで他人のプライバシーをのぞき見し、リラックスして見るコンテンツに位置づけされているのではないでしょうか」
視聴者層の変化も番組の多様化に起因している。
「大学生たちに聞いてみたところ、フィクションよりもリアリティーのほうが感情移入できるという意見はありましたが、全体的に以前より俯瞰して見ているようです。かといって本人たちが恋愛に関心がないわけではないので、むしろ中高年層が好んで見ている、もしくは中高年層が配信の中で受動的に見ているのかもしれません」(影山貴彦氏)
「あいの里」では、カップルが成立すると里を出ていくのが決まり。前半は30代メンバーの恋愛が中心だが、シリーズ後半ともなると、まだ里に残っている50代の恋が番組のメインに変わっていく。もう恋愛イコール若者の専売特許ではないようだ。
◇ ◇ ◇
「あいのり」「バチェラー」「テラスハウス」といった名コンテンツがある一方で、今のフジテレビはすこぶる評判が悪い。【もっと読む】元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か…では、新たに飛び出した疑惑について伝えている。