光GENJI 明暗分かれた解散後のメンバー
<1995年9月>
87年、「光」と「GENJI」のグループが合体する形で結成された7人組のアイドルグループ光GENJI。ローラースケートで歌い踊る独特のスタイルで次々とヒットを飛ばし、「アイドルの歴史を変えた伝説のグループ」といわれた。
しかし、93年秋、突如メンバーの不仲疑惑とともに内紛解散報道が流れる。特に大沢樹生(当時24)と諸星和己(同23)の2人は「性格はいってみれば水と油」「不仲を通り越して険悪」という関係者からの証言まで飛び出し、「来年の夏には間違いなく解散します」と断言する人も出てきた。
もちろんジャニーズ事務所は「実際問題、解散なんてことはまったくないです。来年1月にリレハンメル五輪キャンペーンソングをリリースしますし、大切な時期に解散なんて考えられません」と否定した。だが、「バレンタインのチョコが3年で30トンもダウンした」「新曲のセールスが伸びない」など人気の低下を指摘する声も。
94年夏、危機は現実のものとなる。大沢と佐藤寛之(同23)が音楽番組生放送で、グループ脱退を宣言したのだ。大沢は「応援してくれた方には本当にごめんなさい」とお詫び。佐藤も「ひとりで歩いていくわけですが、夏のコンサートを盛り上がらせてください」とコメントした。