橋本マナミ 体当たり艶演技で狙う“官能レトロ女優”の座
「国民的愛人」のキャッチフレーズで活躍の場を広げているタレントで女優の橋本マナミ(33)。25日公開の映画「光」(大森立嗣監督、ファントム・フィルム配給)では世のオトーサンら待望の濡れ場に挑み、存在感を放っている。
同作品は直木賞作家・三浦しをんの同名小説を原作としたサスペンスドラマ。25年前に犯した殺人事件、そして逃れることのできない運命に翻弄される幼なじみ3人のいびつな愛情を描いている。
過酷なストーリーを象徴するかのように、冒頭から耳をつんざくようなテクノミュージックがガンガン流れ、ただならぬ展開を想起させるのだが、映画批評家の前田有一氏は「前衛的で、オーソドックスな作品では飽き足らない人にはもってこい。描写やセリフ、登場人物の心情ひとつとっても無駄な説明は一切なく、見る人に委ねるつくり。大森監督の感性が光る一本」と評価する。
その中で橋本が演じるのは昼の情事に溺れる団地妻。公務員の夫(井浦新)の目を盗み、子育てや団地コミュニティーの煩わしさから逃れるように不倫相手(瑛太)の住むアパートへ足しげく通うのだが、これがエロいのなんの。