児童ポルノ裁判の重圧か ドラマ「グリー」俳優自殺の真相
自殺が報じられたマーク・サリング(35)。高校の合唱部を描いた米人気ミュージカルドラマ「glee/グリー」(2009~15年)のパック役で大ブレークした俳優の死の詳しい状況が分かってきた。
一部報道では、サリングは30日、ロサンゼルス郊外にある自宅で遺体で発見されたとされるが、米芸能情報サイト「TMZ」がロサンゼルス市警の情報として報じたところによると、サリングは自宅近くを流れる小川の岸の木で首を吊った状態で発見されたという。
全くの別件で近くをパトロールしていた警官がサリングの車を発見。サリングの精神状態を懸念した家族から捜索願が出ていることを知り、近くを探した結果、遺体を発見したという。遺書は発見されていないが、現場の状況から他殺の可能性はなく、市警は自殺と断定した。
サリングはテキサス州ダラス出身。04年に高校を卒業後、ロスに移り、ギター講師などをしていたが、09年から「グリー」に出演して一気にブレーク。
「人気者になったサリングですが、元カノから『コンドームなしのセックスを強要された』などと訴えられ、13年に約270万ドルの支払いを命じられたり、15年12月には児童ポルノを5万点以上所持していたとして逮捕され、16年に訴追されました。何かとお騒がせで、昨年10月に起訴事実を認めて有罪が確定し、3月7日に量刑を言い渡される予定だったのです。プレッシャーになっていたのは間違いない」(芸能ライター)
「グリー」の主要キャストが亡くなったのはサリングで2人目。13年には主役のフィン役を演じたコリー・モンティスが31歳の若さで、ヘロインの過剰摂取が原因で死亡している。