いま話題の「遺伝子検査」 サンプル大幅増でデータ精度向上

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 遺伝子検査が人気だ。主なものは、ヤフーが手掛ける「ヘルスデータラボ」、東大医科研とタッグを組むDeNAの「マイコード」、東大ベンチャーのジーンクエストによる「ジーンクエスト遺伝子解析」、サプリで知られるファンケルが行う「グッドエイジングプログラム」の4つ。価格は1万~5万円。

 いずれも、ネットで申し込み、カードなどで料金を支払うと、自宅に検査キットが届く。そこに唾液を入れて送り返すと、一定期間で生活習慣病からがんまで病気のリスク、太りやすさや酒の強さなどの体質が分かる。手軽さが受け、特に中高年男性に人気で、DeNAとファンケルのように複数のプランがあると、より高額な方を選ぶ人が多いという。

 そんな中、注目されているのが、ヤフーだ。47都道府県の人口分布の通りに1万人分の遺伝子データを蓄積したことで、分析の精度が高まったという。

「通常、サンプルデータの蓄積は1000人分なので、ヤフーは10倍。遺伝子検査は、検査を受ける人の遺伝情報と同じタイプの遺伝情報を持つグループを、蓄積されたほかのタイプと比較し、病気のリスクなどを算出します。サンプルが多いほど、データの精度が高いのです」(業界関係者)

 そうはいっても、分かるのはあくまでもリスクであって、必ず発症するわけではない。その点はご注意を。

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