認知症を早期発見する「脳萎縮解析検査」のスゴさ

公開日: 更新日:

 65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%。認知症になる可能性がある軽度認知障害の人を含めると、65歳以上の4人に1人が認知症とその予備群だということになる(厚労省調べ)。自分や、あるいは自分の老親の物忘れの多さから、「もしかして…」と漠然と不安に思っている人がいるのではないか?

 最近は、アルツハイマーをはじめとする早期の認知症をチェックできる検査が登場している。これで一度調べてみるのも手だ。

 新百合ケ丘総合病院(川崎市)の笹沼仁一院長(脳神経外科医)に話を聞いた。

■従来の方法では見逃されることも

 認知症が疑われる時、認知機能を調べるテスト(認知機能検査)がまず行われる。
「これは認知機能や記憶力を簡単に測定できる11項目からなる検査ですが、明らかに症状が出ている人は別にして、社会生活を普通に送っているような人では、正常範囲の点数になることが少なくありません」

 そこで役立つのが、認知機能検査に比べて手軽に受けられ、認知症のリスクをチェックできる検査「脳萎縮解析検査」だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード