テクノロジーで良質な眠りを 米国では2018年のトレンドに
アメリカ人の大人の平均睡眠時間は約7時間ですが、4割の人が睡眠不足と感じています。
それならばテクノロジーの力で睡眠の質だけでも上げようというのが2018年の大きなトレンドになりそうで、続々と登場するだろうとみられているのがスマートベッドです。
「スリープ・ナンバーベッド」は、寝相に合わせてベッドの角度が自動的にリクライニングチェアのように変わり、常にベストの姿勢で眠れます。2人で寝ていても、マットレスが中央で分かれているので、それぞれの動きに合わせてくれるだけでなくマットの硬さもカスタマイズできます。
「エイト・スリープ」のスマートベッドは、眠っている人の睡眠サイクルを測定し、眠りが浅くなったタイミングで目覚ましを鳴らしてくれます。毎日の睡眠の状態を記録し、スマートウオッチや携帯電話でチェックも可能。さらにスマート・ホーム・テクノロジーとの連動で、部屋の温度から翌朝に飲むコーヒーメーカーまでもコントロールできます。
パジャマにも驚きの技術が搭載されています。アメリカンフットボールのスター選手、トム・ブレイディ愛用で有名になったアンダー・アーマーの「アスリートリカバリースリープウェア」は、バイオセラミック技術を利用し、体から発散する赤外線を吸収。これを遠赤外線に変えて再び体に吸収させることで、疲労や痛みを早く回復させます。
パジャマは生地の厚さや素材、フィット感だけでも眠りの質に大きく影響するとのことですが、これまで見過ごされてきたジャンルです。そのため、今年はもっとさまざまな種類がお目見えしそうです。もしかすると、普通のパジャマでも自分に合ったものに買い替えるだけで眠りの質が上がるかもしれません。