ベトナム・ハノイで何度でも食べたい「ブンボーナンボー」
ベトナムのハノイで食べた「ブンボーナンボー」が好みの味すぎて、ハノイに実質3日ほどしか滞在していなかったというのに、2度店に行ってしまった。
「ブン」はお米の粉で作ったベトナムの定番細麺、「ボー」は牛肉、「ナンボー」は南部。つまり、ブンボーナンボーは「南部で食べられる牛肉麺」。北部であるハノイにはブンボーナンボーの有名店が2軒あるようで(青い看板と緑の看板)、不思議とその2軒は隣り合わせ。時間の関係で2度とも“青い看板”で食べた。
ブンボーナンボーは、汁なし和え麺だ。ゆでて冷ましたブンの上に、炒めた牛肉、モヤシ、青パパイヤ、ニンジン、レタス、香草、オニオンチップ、ピーナツが盛りだくさんにのっていて、器の底にたまっているタレが全般に行き届くよう、よく混ぜ合わせる。
ベトナムの麺屋ではだいたいそうだが、ライムが「ご自由に」と机の上に置かれているので、ライムをたっぷりしぼってからいただく。
ニョクマム(魚醤の一種)、レモン、砂糖などで作ったとおぼしきタレが、辛くもなく、しょっぱくもなく、こってりでもなくで、いいあんばい。オニオンチップとピーナツによって、ムニュッ、シャキッの中にカリカリッも加わり、味も食感も楽しかった。
ベトナム中部のダナンでもブンボーナンボーを食べたのだが、私個人的には、ハノイの店のものが好きだった。ベトナムで食べた麺のうち、ぶっちぎりでおいしさ第1位にランキング。 (和)