【胃がん検診】内視鏡検査の胃がん発見率はバリウム検査の2.5倍
対策型の胃がん検診は50歳以上を対象に、原則として2年に1度のタイミングで受けることが推奨されています。
胃がん検診といえば、以前はバリウム検査が定番でした。いまはバリウムと内視鏡のどちらかが選べるようになっています。費用はバリウムが1500円、内視鏡が4000円。ただし会社で行う場合はそれぞれの会社によって異なります。
バリウム検査では、バリウムの入った白いドロッとした液体を飲み、続いて発泡剤を飲んでから、検査台に乗ります。ゲップを我慢しながら、技師の指示に従って体をよじったり、台自体が縦横斜めに傾いたりして、それなりに苦しい検査です。放射線被ばくも少なからずありますし、検査後はバリウムを出すために下剤を飲まなければなりません。
内視鏡は直径数ミリのものを口から挿入します。咽頭反射を抑えるために、検査前に喉麻酔を行う必要があります。人間ドックなどでは、鎮静剤を打ってウトウトしている間に検査を済ませてしまいますが、市町村や会社の検診では、そこまで丁寧にやってくれないでしょう。内視鏡で苦しい思いをした人の中には、二度とごめんという人も少なくありません。