小春日和に「小春日和」と出合った<参宮橋>
カーブして先が見えない坂を上ったり、細い路地を抜けたりして適当に歩いていると、古びた煙突が見えてきた。私は銭湯が好き。小春日和だから、風呂上がりに歩いても風邪をひかないだろう。湯につかってぼんやりくつろぐ自分を想像しながら煙突にたどり着くと……廃虚だった。
しかし、それ…
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