<第7回>米びつのレバーを下げても米は落ちてこなかった
地方国立大卒 長谷川恵美子さん(仮名・49歳)
金目の家財道具も趣味で集めた絵画も全て売りつくすと、がらーんとした家には、家族が生きていくだけの最低限の調度品しか残らなかった。米びつ用機器のレバーを下げると、わずかに残っている米がカラカラと空回りの音を立てるだけで、トレーに落ちてこなかった。涙があふれた。
艶のあるセ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り691文字/全文831文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
-
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記 雅子さんが訴訟に初めて勝った!大阪高裁が森友文書「不開示」判決を取り消し、法廷の拍手鳴りやまず
-
もぎたて海外仰天ニュース 拳銃で自ら命を絶とうとした瞬間、愛犬に顔をなめられて…我に返った米消防士の「告白」に広がる共感の輪
-
今、こんな「昭和の街」が大ブーム 「にこみ 鈴や」京都の姉小路通り、レトロな玄関灯に照らされた民家で近江牛のモツや伝助穴子を堪能
-
買うならどっち? 独自目線でジャッジ 節約にもつながるPB商品、芋けんぴの硬さや甘さは? ローソンPBとイオンPBを食べ比べ
-
もぎたて海外仰天ニュース たった330円のチップがあれよあれよと613万円に! 米で失意の配達員を救った警官の粋な計らい