南太平洋の巨大地震が連動か 「バヌアツの法則」の不気味
武蔵野学院大の島村英紀特任教授(地震学)がこう言う。
「バヌアツと日本の地震に関連性があるかは分かりません。距離が離れているし、双方の地震が互いにどう影響し合っているか、解析に時間がかかりそうです。ただ、バヌアツは太平洋プレートで日本とつながっているので、バヌアツ付近で大規模地震が頻発しているということは、日本でも同規模の地震が起きる可能性はあるわけです。きのう、四国電力の伊方原発3号機が再稼働しましたが、リスクへの認識が甘すぎます」
バヌアツ付近では7月26日にもM5.8の地震が発生し、翌日、日本では茨城県沖でM5.4が起きた。熊本地震のケースに“法則”を当てはめると、今回、要注意は今月22~24日あたり。的中しては困るが、警戒するに越したことはない。