【万葉の歌ごころ】実は昭和歌謡の匂いが色濃く漂う万葉集を味わおう
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阿久悠は、高度成長期になるまで〈日本人とは、元来、歌えない国民だった〉と述べた。たしかに、マイクを持って歌謡曲を人前で、という文化はあの時代の発祥かもしれない。しかし、別種の歌い方の文化はそれ以前にもあった。小唄、端唄に都々逸とくれば、江戸末期に盛んになった宴会の友。ほろ酔いで…
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