【否定から肯定へ】目を背けたくなるような貧困と向き合ってきた著者の方程式
もう十数年前になるが、石井光太氏のデビュー作「物乞う仏陀」を読んだ時の衝撃は、今でもはっきり覚えている。アジア、中東、インドを巡歴しながら、障害のある物乞いの人々に密着して彼らの生を描きだしたこのノンフィクションは、若い著者のみずみずしい感覚とほとんど無謀ともいえる行動力、そし…
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