7月7日は「金平糖の日」1.5cm作るのに要する日数は? 大阪糖菓の名物社長に聞いた

公開日: 更新日:

 7月7日は「コンペイトウの日」。この日は七夕。金平糖(コンペイトー)が星の形をしていることから、大阪糖菓など4社の製造業者が制定した。

 その金平糖といえば、ツノのような突起が特徴だが、そのツノは簡単にはできないらしい。

「1分間に約2回転する直径180センチの巨大な釜の中にグラニュー糖を入れ、蜜かけと釜の底にあるガスバーナーで乾燥を繰り返しますが、金平糖は1日1ミリずつしか成長しません。ですから、1.5センチの金平糖を作るのに約2週間もかかります。金平糖の愛らしいツノは簡単に勝手にできるものではなく、釜の温度や角度、蜜をかけるタイミングなどを調節して生やしていくという、とても繊細な技術を要するものなんです」(同社の野村しおり社長)

■手作り体験ができる「コンペイトウミュージアム」が人気

 夏場はクーラーが効かず灼熱の中で作っているのだとか。最近の金平糖はオレンジやアップル、サイダーなど味の種類も豊富。また、「星ふるるん」という直径3ミリのかわいい金平糖も。小さくてもちゃんとツノがあり、フードアナリストが選ぶジャパン・フード・セレクションでグランプリを受賞した人気商品だ。その金平糖の手作り体験ができる「コンペイトウミュージアム」が大阪の八尾市と堺市、福岡市の3カ所にあり、カップルや家族連れに人気のスポットだという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…