木原誠二官房副長官 妻の前夫「怪死」事件…再捜査を求める遺族の涙と“陰の総理”への不信感

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大手メディアは黙殺状態

 父親は遺体発見後に警察に通報、捜査員が駆けつけるまで現場で妻と幼かった子ども2人と顔を合わせなかった。事件当日、警察署にいた妻の兄に「嫁はどうしていますか」と尋ねると「今、事情聴取を受けている」と聞かされたという。

「種雄は自宅に1人でいたと思っていたら、後に捜査員から『(嫁は孫と)隣の部屋で寝ていたと供述している』と聞かされてビックリした。思わず捜査員に『(孫たちは)生きていますか』と聞き返したほどです。隣の部屋は種雄の遺体が見つかった部屋から狭い廊下を挟んで1メートルくらいしか離れていない。隣の部屋のドアは閉まっていたので、まさか(嫁と孫が)いるとは思わなかった」(父親)

 その後、しばらくして妻から遺体を引き取らない旨の電話があり、種雄さんの母親が「せめて葬式には孫を連れて線香の1本でもあげに来てください」と告げると、電話はプツリと切れたという。以来、孫2人には会えていない。

■遺族は「事実無根ではありません」と

 木原氏は文春の個別の質問に対し、一括して「事実無根」と回答。弁護士を通じて司法記者クラブに文書を送付し、文春の記事を〈史上稀にみる人権侵害〉として刑事告訴を行うと宣言している。

 木原氏に対し、遺族は「私たちが今ここにいるのが事実というか全て。事実無根ではありません。訴えるのではなく、皆の前で説明して欲しい」(種雄さんの長姉)と訴えた。

 文春の記者が司会を務めた異例の形の会見には、50人超の報道陣が詰めかけた。クラブに加盟する大新聞・TVの記者も参加していたが、会見の模様を詳細に報じる大手メディアは皆無に等しく、黙殺状態だ。このままでは遺族の無念は晴れない。

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