都議補選は自民「ポスト岸田」の顔見せ興行…茂木幹事長ばかりに冷たい視線が注がれるワケ
東京都知事選と同じ7日投開票のもうひとつの首都決戦・都議補選が、さながら自民党総裁選の“顔見世興行”となっている。
都議補選は9選挙区(江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市、南多摩=多摩市と稲城市)で行われており(定数各1)、自民は南多摩を除く、8選挙区に候補を擁立した。都知事選では、裏金自民の大逆風に巻き込まれるのを嫌った小池知事に「ステルス支援」を強いられていることもあり、自民党にとって真の戦場は都議補選だ。ここに「ポスト岸田」を狙うメンメンが次々、応援に入っているのだ。
河野太郎デジタル相は2日に足立区で街頭演説。もっとも、ヤジった聴衆に対し「こういうヤカラを許してはいけない」と発言して大ヒンシュクを買った。高市早苗経済安保相も2日に足立区入り。石破茂元幹事長は3日に八王子市と府中市に入り、4日に板橋区で街頭演説した。
■裏金事件の謝罪せず裏目
問題は茂木敏充幹事長だ。3日に江東区の各種団体演説会に顔を出し、4日は府中市で街頭演説したのだが、この行動に冷ややかな視線が向けられている。