著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

株価大暴落で「身代金」を要求された投資家たち…目線を変えれば大バーゲンセール

公開日: 更新日:

「おまえのところの息子を誘拐した。今すぐ返して欲しければ、身代金200万ドルを払え」

 これは1996年に製作された、アメリカの映画「身代金」のワンシーンである。

 これと同じようなことが現代社会でも起こった。8月5日、日経平均が史上最大の下落幅(4451円)を記録したからである。「身代金」を要求してきたのは証券会社。

「あさっての午前中までにお金を払わないと、おまえの持ち株をすべて損切りするぞ!」と、「映画」さながら、脅しをかけてきたのだ。

 いわゆる「追い証」の請求である。資金の約3倍をかけられる「信用取引」では、証拠金以上に損をする場合がある。証券会社としては「取りっぱぐれ」がないように、あらかじめ証拠金の積み増しを要求するのだ。

「素直に従わないと、おまえの“子供”の命はないぞ!」と脅してくるのである。

 一方、映画では、主演のメル・ギブソン演じる父親・トムが、それを逆手にとって奇抜な行動に出た。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  3. 3

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  4. 4

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  5. 5

    そんなに女性天皇がいやなのか…最近の雅子皇后いじめの裏にあるもの

  1. 6

    佐々木朗希にメジャースカウト「合格点」も…“投げては休む”は米国で受け入れられるのか

  2. 7

    巨人・坂本勇人は《潔くユニホーム脱ぐべき》低迷でも“1年延命”で現役続行か

  3. 8

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  4. 9

    “異例の成績”報道の悠仁さまに東大の「共通テスト重視」が与える影響は?

  5. 10

    やす子に始まり、やす子に終わった…一体、誰のための「24時間テレビ」なのか