総裁選の争点に浮上 自民党と旧統一教会の怪しい関係…朝日新聞スクープで掘り起こされる

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「安倍元総理が旧統一教会とどのような関係を持っていたかの調査については、当時の様々な情勢における御本人の心の問題である以上、御本人が亡くなられた今、十分に把握することは限界があると考えております」

「関係者や関係書類を調査したとしても断片的にならざるを得ない上、本人が何も釈明、弁明できないなど、十分な調査はできないと考えております」(いずれも、2022年10月6日の衆院本会議)

 国会で旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)と故・安倍晋三元首相の蜜月関係が取り沙汰されるたび、こう繰り返していたのが岸田文雄首相(67)だった。だが、十分どころか、簡単な調査さえもしていなかったに違いない。17日付の朝日新聞が安倍氏と旧統一教会の会長らが2013年の参院選直前、自民党本部の総裁室で面談した実態をスクープしたからだ。

 朝日は当時、自民党総裁特別補佐だった萩生田光一元経済産業相(61)や実弟の岸信夫元防衛相(65)、教団の友好団体トップらが並んで写る写真を掲載。複数の関係者は取材に対して「教団側による自民党候補者の選挙支援を確認する場だった」と証言したという。

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