総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声
9日の衆院解散を目前にして石破首相(自民党総裁)が打ち出した裏金議員全員の「比例重複なし」方針に自民党内はパニック。比例名簿に載せてもらえない43人のうち41人が旧安倍派で、「これは安倍派潰しだ」と怨嗟の声が上がる。世論の裏金議員に対する反発は根深い。旧安倍派は死屍累々だ。
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「比例復活ができないのは死刑宣告と同じ」(旧安倍派中堅議員)
この通りの動きが7日あった。「比例重複なし」となった自民党の越智隆雄衆院議員(60=東京6区)が、衆院選(15日公示、27日投開票)に出馬しない意向を明らかにしたのだ。越智氏は報道陣の取材に「石破総裁が判断する前に決断をしていて、総裁の方針と私の判断には関係がない」と強弁していたが、額面通りには受け取れない。越智氏は前回2021年衆院選を比例復活で当選している。
「越智さんは当選5回ながら、ここ2回連続で比例復活です。今回も相手は同じ野党議員で、小選挙区で上がれる自信がない様子だった。比例復活がなければ無理と諦めたのでしょう」(自民党関係者)