総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声
これに続く「出馬断念」はあるのか。越智氏のような境遇の議員は他にもいる。
裏金議員のうち前回選挙が比例復活だった議員と、前回、小選挙区で勝利したものの次点候補と1万票差以内の僅差での辛勝だった議員は【別表】の通り。もちろん、今度の衆院選は区割り変更もあり前回と状況は異なるだろうが、彼らがただでさえ“選挙に強くない”議員であることは間違いない。裏金批判の大逆風を受け、今回は相当キツい。
■「比例復活」制度の見直しも
「非公認や比例重複なしとなったことで、有権者にはますます『裏金議員を落選させよう』という意識が働く。『裏金議員は税金をくすねて申告していない』と有権者は憤っていて、怒りの次元がこれまでとは違う。自民党は旧安倍派を中心に議席をかなり減らすのではないか」(政治評論家・野上忠興氏)
かつては「比例復活できないことで『小選挙区で負けたら落選』と後援会組織が引き締まる」という説もあったが、越智氏の唐突な不出馬表明に「サラリーマン議員が増え、党頼みの虚弱体質になった」(野党議員)。比例復活というおかしな制度の見直しも必要だ。
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