10月は年内最大の値上げラッシュ…節約のコツは「男女でお金の使い方は違う」と実感すること

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 食欲の秋──。サンマや秋サケ、栗など旬の食べ物はいっぱいあるけど、何しろ値段が高くなった。10月は食品など2900品目以上の値上げで、年内最大の値上げラッシュだとか。お腹いっぱい食べたい気持ちはあふれんばかりなのに、家計と相談しながらだから大変だ。“値上げの秋”に実行したい節約術とは?

■独身時代は「松茸づくし」を堪能したが…

 結婚2年目というA男さんは独身時代に毎年、「松茸の宿」に1泊し、秋の味覚を堪能していた。

「土瓶蒸し、松茸の天ぷら、炭火で焼く松茸、松茸のお吸い物、松茸ごはん……夕食は松茸づくしです。松茸ごはんは食べきれないのでおにぎりにしてもらっていました。まあ、年1回だし、当時は独身だからお金もそれなりにありました。いま考えればかなりぜいたくですよねえ」(A男さん)

 甲信地方にある小さな宿だが、松茸づくしだから値段は張る。夫婦2人で行ったら、10万円を超す出費を覚悟しなくてはならない。

 帝国データバンクによると、10月の値上げ品目数は4月を上回り今年最大。今年1年では1万2401品目に達し、年間の平均値上げ率は17%になるという。こんなご時世では、松茸と口にするのもはばかられる。

「カミさんに提案はしました。結果は玉砕です。物価高が続いているし、仕方ないとは思いますが……」(A男さん)

 結婚前に2人で話し合い、毎年は無理でも2年に1回とか、3年に1回ならどう? と持ちかけておけば話は違ったかもしれない。

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