国民民主党「躍進」で政局のキーマンに…ウキウキ玉木代表の裏に潜む小池都知事に要警戒
すっかり日本政界の中心にいる気分のようだ。衆院選で公示前7議席から28議席に4倍増と、躍進した国民民主党の玉木雄一郎代表が舞い上がっている。勝者なき衆院選後、多数派形成を狙う与野党からラブコールを送られ、政局のキャスチングボートを握る存在に。モテ期到来でウキウキの玉木氏だが、権力のフェロモンを嗅ぎ分けるのに巧みな“女帝”も、もれなく付いてくる。東京都の小池百合子知事だ。
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小池知事は今回の衆院選で劣勢が伝えられた自公をモーレツに肩入れした。
公示日の15日夕には公務をソコソコに切り上げ、埼玉・三郷市に直行し、14区から出馬した公明の石井啓一代表と手を取り合って連携をアピールした。最終日の26日午前は20日の選挙サンデーに続き、東京29区の岡本三成政調会長を応援。その足で故郷の兵庫に向かい、公明の中野洋昌(8区)、赤羽一嘉(2区)両候補の選挙区に駆けつけた。
自民候補への応援も負けていない。23日は公務を1件だけこなし、東京20区の木原誠二元内閣官房副長官、30区の長島昭久氏と応援演説をハシゴ。この夏にプロ野球の始球式で左膝関節を剥離骨折した影響を感じさせない力の入れようだ。