橋下徹氏「消費税減税やって」の変節ぶり…「廃止」訴えたれいわ山本太郎代表を詐欺師呼ばわり
■21年衆院選後の選挙特番で山本代表を「詐欺師」呼ばわり
前回の衆院選が行われた2021年10月。フジテレビ系の選挙特番「Live選挙サンデー」に出演した橋下氏は、れいわの山本代表が掲げていた「消費税廃止」を取り上げ、「山本さんの詐欺師的な主張に有権者の多くがだまされなくて本当に良かった」などと、やや挑発気味に切り出すと、こう持論を展開していた。
「山本さんが消費税をゼロにしてその時に言わなきゃいけないのは、年収300万、400万の方々は大増税になりますよっていうこと(略)低所得者、中所得者、日本のボリュームゾーンの方々の税金が上がると言わずに消費税ゼロだ、ゼロだって、これは詐欺師的主張ですよ」
公共電波のTVで「詐欺師」と連呼された山本代表。その後、橋下氏と激論を戦わせることになり、当時、SNS上では「橋下vs山本」と話題を集めた。
ちなみに、れいわは今回の衆院選でも主な政策で「消費税廃止」を掲げて支持を集めたが、消費税に手を付けるという政策の手法は同じでも、「廃止」を訴えるのは詐欺師扱いで、「減税」を訴えるのであれば詐欺師ではない――ということなのか。