裏金議員・旧統一教会関連議員…今回の衆院選は彼らを落選させる選挙だ
落選運動をご存じだろうか。特定の立候補者に対し、SNSやデモなどで、落選させようと行動することだ。
一見選挙妨害のように感じるがそのようなことはなく、公職選挙法にも抵触しない。だから選挙公示前でも、選挙の当日でも許される。
もちろん相手候補側が誹謗中傷ビラを配るなどの行為は、それが事実でなければ、「名誉毀損」になる。つまり落選運動が「誰かを落選させるため」だけであれば選挙運動にはあたらないが、「誰かを落選させ、かわりに誰かを当選させるため」という目的になると、選挙運動とみなされる、ということだ。
今回の選挙は裏金議員や旧統一教会との関わりがある候補者など、我々国民の生活を蔑ろにしてきた者たちをそれこそ「排除する」選挙なのだ。つまり、どちらの候補がよいか考え、よりよい方を選ぶのではなく、「この人だけは落選させる」という選挙なのである。
例えば東京24区。自民党非公認で無所属の萩生田光一氏と立憲の有田芳生氏を比べ、「どちらにも共感しない」「有田氏をよく知らない」などの理由で、選挙に行かない、という結果になってはいけない。この際、有田氏だろうがほかの知らない候補者だろうが、言葉は悪いが誰でもよい。「萩生田氏だけは選ばない」「他候補の名前を書いて投票箱に入れる」ことが大事なのだ。