著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

弁護士のスマホ禁止…やりすぎでは? 今や証拠の確認やメモを取るための重要なツールなのに

公開日: 更新日:

 また北海道では、取り調べを受けた女性が「警察に被疑者ノートを無断で持ち去られた」として裁判を起こしました。このノートには弁護士との相談内容が記録されており、札幌地方裁判所はこれを接見交通権や黙秘権の侵害と判断し、北海道に25万円の賠償を命じました。この判決は、被疑者の権利の重要性を改めて示したものです。

 スマホの使用禁止や被疑者ノートの没収は、被疑者・被告人の人権や公平な裁判を受ける権利を直接的に脅かす問題です。弁護士が正当に活動できる環境を整え、接見交通権をしっかりと保障することが被疑者・被告人の権利を守るために必要です。特殊なケースに惑わされず、公平な裁判を支える仕組みを冷静に考えることが今求められています。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…