「三の輪湯」110度のサウナで大好きな懐メロにギアを上げると3曲でふらっふらに
三の輪の湯
西武新宿線中井駅南口から妙正寺川沿いにせせらぎを聞きながら歩くこと8分ほど。1932年創業の「三の輪湯」に突撃っス。靴を脱ぎ、フロントで入浴料550円+サウナ代330円(タオルセット付き)を現金で払うと、サウナ用バンドを手首に巻いて脱衣場にレッツGO。
早速、服を脱ぎ、浴場にお邪魔すると、高い天井には天窓があり、壁はエメラルドグリーンに縁取られていた。正面には、緑の木々をバックに色とりどりの花畑の大きなタイル画もあり、男湯にしてはカラフルな色使いでウキウキするぞ。リンスインシャンプーなどで汗を流し、さてと湯をいただきましょう。
井戸水を沸かした白湯は季節によって温度を調節するそうで、寒かった取材日は43.5度。浴槽には、冷水枕付きで背中と腰、ふくらはぎなどを優しく刺激する座風呂、マッサージ風呂が1床ずつあって、隣はマイルドな電気風呂、ミクロバイブラ、ショルダーマッサージが並んでいて、一通りザブンすっと、下地ができてきたぞ。
おや、ガラス張りの個室があるではないか。どれどれと中に入ると、フィトンチッドの香りがよく、ミストが降り注ぐ森林浴風呂でした。40度。のんびりと落ち着いたところで、サウナに参りましょうか。
ビート板を手にドアを開けると、おおーー、懐メロ歌謡が流れていた。寺島浴場と同じミュージックサウナじゃん!
「寺島浴場さんは親戚なんですよ」とは、気さくな3代目の渡辺俊一郎さん。ウキウキして、ヒノキ造りストレート2段ベンチの上段にどっこいしょ。23年に張り替えられたヒノキはピカピカして気持ちイイ。部屋には丸太椅子もあり、定員7人。ベンチ上のマットは渡辺さんが常に奇麗にしてくれている。
遠赤外線ガスストーブがビシビシとうなりながら室温を上げ、何と110度! 高温でも、ジワジワと肌を刺す輻射熱が気持ちよかぁ。室内には、フィトンチッド入りの小さな壺が置かれていて、激アツに深呼吸はできないが、リラックスして汗を流せる。2曲1セットを目安に頑張るぞ。