フジテレビは「食べられたピザ」と同じ? 投資家は全体の影響を考えるべき
「へへへ、ここをこう切って、こうすれば……」
ピザの配達員が商品を盗み食いしている。約8分の1サイズで扇形を切り取り、その分をいただく。そしてうまくつなぎ合わせれば完成。何事もなかったように見える。これで任務完了だ。
これは海外発のネット動画で話題になっているもの。確かに小さくなっているが、最終的に円形をとどめていれば問題ない。なんともセコイ話である。
一方、最近、国内で話題になっているのが、フジテレビの問題だ。中居君のスキャンダルを契機に、「組織ぐるみでは?」との批判が強まっている。大手企業が一斉にスポンサーから降り、広告収入の激減が予想されている。
でも、ある人は言う。
「フジテレビはフジ・メディア・ホールディングス(4676)の子会社のひとつ。主たる事業はサンケイビルやホテルなどの不動産業。メディア事業はほんの一部に過ぎない」
確かに決算報告書を見ると、利益の大半は不動産事業が占めている。