森友改ざん訴訟で国が上告断念、雅子さん勝訴確定…「真実を明かしてもらえないすべての人の希望に」
実は勝訴判決の直後、息子を自死で亡くした方からお祝いのメッセージが届いた。真相がわからず苦しんでいる姿を思い浮かべての発言だったという。
その言葉を、隣の生越照幸弁護士がぐっとこらえるように見上げて聞いていた。自死遺族の裁判を数々手掛けてきたから、思うところがあったのだろう。
裁判はこうして勝訴が確定するが、話はこれで終わらない。文書が実際どの程度開示されるのかが次の焦点となる。真っ黒墨塗りじゃ意味がない。次の闘いは、全面開示だ。