石破・トランプ首脳会談“陰の立役者”はお土産の「金色の兜」? 納品した鳥取の人形店店主は「驚いた」
懸念された関税への言及もなく、表面上は成功に終わったように見える日米首脳会談。石破首相が日本から持ち込んだトランプ大統領へのお土産が注目を集めている。
「贈呈品として用意したのは、石破首相の地元・鳥取市に本社を置く老舗人形店『はなふさ』の『金色の兜』でした。トランプ大統領はニューヨークに所有するトランプタワーを見てもわかるように、金色が大好き。そんな大統領の嗜好に合わせてか、2016年の大統領就任前に安倍元首相が面会した際には金のゴルフクラブを贈呈しています」(政治部記者)
安倍元首相とトランプは蜜月関係だった。石破首相が安倍元首相と同じ“金色”のモノを贈呈品として用意したのは「安倍=トランプ関係にあやかろうとしたのではないか」(同前)との声もある。
金色の兜は、金属を一から加工し、白金鍍金が施された高さ81センチ、幅57センチ、奥行き48センチの「亜麻色縅満天金星兜」。同製品を政府に納品した享保2年創業の人形店「はなふさ」の14代目店主、英智哉氏が納品の経緯について説明する。
「昨年の11月上旬に外務省の方から“海外に持っていきたいので、すぐに準備できる兜を用意していただけないか”との電話がありました。他に、“金色を多く使用”“人がかぶれるもの”などの要望があり、それに沿う形で選んだのが今回の兜でした」