ミドルシニアが副業で成功するには…キャリアコンサルタントにQ&Aで聞いた
「空いた時間にリモートで」が今のスタイル
【Q】副業先が求めているミドルシニア人材は?
【成功事例①】ズバリ地方の中小企業です。地方は人手不足といわれています。特に緊急度は低いけれど会社の成長には必要な仕事ができる人材が圧倒的にいません。例えば、経営者と一緒に課題の整理と課題解決をする「壁打ち相手」や新規事業開発、DX推進のプロフェッショナルなどです。
私がお手伝いした某電機メーカー勤務の59歳(当時)の男性は、北海道の調剤薬局チェーンに副業で入りました。仕事はオンラインで月に10時間ほど、経営者やスタッフから現状の課題をヒアリングして、解決策を一緒に考えることでした。いわゆるPDCAを回すというもので、普段から仕事で当たり前にやってきたことです。最初は「こんなことで役に立つのか」と不安がっていましたが、副業先に非常に喜ばれ、定年退職後は経営コンサルタントとして独立する予定です。
今の副業はほとんどオンラインで行われるので、本業の会社に普通に通いながら空いている時間を有効活用できます。コロナでリモートワークが普及したという事情も、副業に注目が集まる理由の一つですね。