ミドルシニアが副業で成功するには…キャリアコンサルタントにQ&Aで聞いた
面接で失敗しやすい3カ条がある
【Q】50代が副業面接で成功するコツは?
ミドルシニアは入社から何十年も経っているので面接に不慣れです。よくありがちな失敗例をもとにした次の3カ条を守ることで、面接の成功率はぐっと高まります。
①「できないと言えない」間違ったプライドを捨てよ!……自分を大きく見せようとするあまり、自分はこんなこともできると大風呂敷を広げている人が結構います。等身大の自分をアピールするのが一番です。
②「できないと言いすぎる」回避癖を捨てよ!……相手の話を聞く前にできないことを並べるのは技術系の方に多いですね。大手企業特有のリスク回避癖が染み付きすぎている人は断られる可能性大です。
③「過去の自分」にしがみつくのをやめよ!……元管理職の人は、プライドが高すぎて面接でも上から目線。コミュニケーションがうまくいかず断られることが多いです。肩書は忘れましょう。
ミドルシニアの副業は、多少ハードルもありますが、副業先でグルメや温泉巡りを楽しんだり、水が合って定年退職後に夫婦で移り住んだり、楽しいこともたくさんあります。収入も増えるので老後の備えにも。50歳を過ぎたら前向きに検討してください。
(聞き手=いからしひろき)
∇大桃綾子(おおもも・あやこ)Dialogue for Everyone株式会社代表取締役。1981年新潟生まれ。東京外国語大学(中国語)卒、慶応義塾大大学院社会学研究科修了。三井化学で人事・事業企画に約10年従事後、トリドールホールディングスを経て起業。現在、50代向けの実践型副業支援プログラム「セカンドキャリア塾」を展開中。キャリアコンサルタント、新潟スタートアップ支援メンター。新潟県にいがた産業ビジョン検討委員。