大阪万博の華「タイプA」参加国が3分の2に→芝生広場案が浮上…それでも吉村府知事ヘラヘラ軽口
吉村府知事は「遊びに来てもらえたら」
14日、門前仲町(江東区)で行われた街頭演説で、「最後に一点だけ」と切り出し「1年後に大阪で万博やりますんで来てください」と呼びかけ。「まあいろいろ言われてるんですけど、未来社会こうなるんだーっていうのを一生懸命やっていますんでね、遊びに来てもらえたらなあと思います」と軽いノリで締めくくった。
吉村知事は「一生懸命」と言うが、タイプAの建設が夏までにメドが立たない場合、万博協会は建設予定地の返上を求め、跡地を芝生の広場として活用する案などを検討しているという。
「転用ならテントを張ったりして簡易なイベントスペースを用意できるはず。そもそも、万博リング(大屋根)に350億円もつぎ込むのをやめて、その額の半分でも、タイプAを断念せざるを得ない参加国に補助できなかったのか。線路のガード下に店舗が連なるように、リングの1階部分にパビリオンを並べるような『ウルトラC』を考えたらどうかと思います」(建築エコノミスト・森山高至氏)
万博会場は想定来場者数に対して食事スペースの不足が指摘されている。芝生の広場が増えれば、ピクニック気分でランチの場所を確保できるくらいのメリットはありそう。
ピンチはチャンス。いっそ、のびのびと芝生広がる「原っぱ万博」でエエんちゃう?