<第5回>「人だかりに野次馬根性で体をねじ込んだら、目の前に犯人がいて、村井がうめきながら倒れてた」
「このワープロはほんと打ちにくくてしょうがねえ。しかたねえ、手書きにするか」
編集部で先輩記者がこうぼやき、ペンをなめながら原稿用紙と格闘していた。装備されていたのは親指シフトの富士通オアシスで、フロッピーディスクとプリンターがついたものだった。
オウム事件以降、…
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