陸軍参謀本部は「北進論」陸軍省と海軍は「南進論」を主張

この頃の国策は軍事が中心になっていた。昭和12(1937)年7月からの日中戦争が一向に解決せず、「聖戦」の名の下で国民に負担を強いているがゆえであった。政治は軍事に振り回されてほとんど力を失っていたのである。
昭和15、16年ごろは、中国を支援しているという理由でアメリ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り753文字/全文894文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】