兵士の訓練が十分でないことを中国側は見抜いていた

日中戦争に投入された日本兵は、どの程度の数になるのか、むろんそれは極秘事項であった。日中戦争の始まる頃、つまり一撃の下に蒋介石を黙らせるという作戦を始めた頃は、平時の17個師団を33個師団に増やすという方針であったが、そういう枠は1年もしないうちに破られ、次々と新設の師団がつく…
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