陸軍幹部もだまされた「水を石油に変える」化学薬品のウソ話
この頃(昭和16年秋のことだが)、アメリカとの開戦を巡って、陸海軍の軍令部門の参謀たちはかなりの焦りを示していた。そのためこれまで語ってきたように、商社のビジネスまでも監視していたのだ。
ほかにも奇妙な動きはあった。陸軍は神奈川県の登戸に各種の研究所を持ち、他にも戦争兵…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り866文字/全文1,006文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】