著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

左派の議員たちはもう一度、原点を思い出して欲しい。

公開日: 更新日:

『ひとつ ほんまの拳闘ちゅう奴をやってみんか そうさ ほんまの拳闘だ』(丹下段平)

 これは漫画『あしたのジョー』の主人公、ボクサーのジョーのトレーナーコーチ、丹下段平さんの言葉だ。

 都知事選が終わった後、あたしはふと段平さんのこの言葉を思い出した。

 この言葉は、ジョーが念願のライバル、力石徹とリングで戦っているときに出てくる。

 力石は強く、対戦相手のジョーとの対策もしっかりと練ってあり、ジョーには打つ手がない。

 ジョーの得意な両手ぶらりの戦法も、カウンターで狙われる。

 滅多打ちにされたジョーは、トレーナーの段平から見ても、これ以上試合をつづけられる状態ではなかった。……といったところでジョーは諦めるような男ではない。そのことを踏まえ、段平はジョーにいう。

 冒頭の言葉だ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    週刊誌2誌で評価は真っ二つ…悠仁さまがそれでも「東大に合格」できる仕組み

  2. 2

    悠仁さま受験勉強しない夏休みで気になる「本当の学力」…“高校で異例の成績”報道も

  3. 3

    和田アキ子に求められるTVからの“自主退場”…北口榛花を「トド」呼ばわり大炎上鎮火せず

  4. 4

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  5. 5

    フワちゃんのあまりにお粗末な対応…やす子への暴言騒動の結末は滑稽でもあった

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    「ブラックモンブラン」竹下製菓が最大の危機に…事業拡大の矢先、右腕の夫と会長の父に先立たれ

  3. 8

    自民裏金議員ビクビク…“広瀬めぐみショック”で解散総選挙「10.27投開票」へ前倒し説

  4. 9

    大谷の投手リハビリ本格化は打撃に大いにプラス!日本ハム栗山前監督が語っていた「二刀流のメリット」

  5. 10

    エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし